alzmaのブログ

アルツハイマー型認知症になった母との暮らし

異食

認知症について少しづつ調べ始めたころ、「異食」と言うことばを知ったが、私の母のそれを見る日がくるとは思ってなかった。

その日曜日はなんだか変だった。何が変かわからないんだけど、何か変だなと思った。

お昼ころ、〇〇茶舗へ行った。私はそこの抹茶ソフトやゼリーが好きで、以前は子供たちとよくお茶しに行った。

母と二人で時々立ち寄る。店内は満員てことはほとんどなくて(失礼でごめんなさい)ゆっくり静かな気持ちになれる。いつもの地下席が使えず、お店の奥の席に座る。

地下の席に座ると、「私ここに前も来たことがある」と言うのが常だけど、その日は言わなかった。

わりと厚手のふかふかのおしぼりの袋を破り、そのままパクリと頬張った。バナナを食べるみたいに。慌てて私が止めたので、ひと噛みで終わった。

次の日の朝、母の部屋に朝食を運んだ。いつもなら15分あれば、食べ終わって食器を下げてくる。覗いてみると、食事を食べ終わったその箸で、ニベアクリーム(缶)をすくって食べていた。口角にべっとりニベアが~~~

それ食べたの?なんで?「だったらここに置かないでよ!!あんたがここに置いたんじゃないの?」と逆ギレされた。私は置いてないけど...言葉づかいも恐ろしい。怒るとあんた呼ばわりされる。

でも仕方ない。

以降、朝どんなに時間がなくても朝食は一緒の部屋で食べ、ニベアは撤収した。

歯磨き粉は顔に塗ることがあるから、ずっと前に撤収した。